夕張メロンの誕生は、北海道夕張市で
昭和35年(1960)に夕張メロン組合が出来て
雄「スパイシー・カンタロープ」 雌「アールス・フェボリット」
の交配により翌年、昭和36年(1961)に
「夕張キング」として誕生し高い評価を受ける。
マスクメロン、赤肉メロンのキング系メロンです。
昭和40年代には、品質の良さと
夕張市農業協同組合 夕張メロン組合 生産者農家 販売関係者等の
成果も実り現在も高級メロンとして全国的に大ヒット。
5月の初競り価格2玉で、80万(2006年) 200万(2007年)
生産者農家(組合員)も年々減り平成18年で154名
総生産量約5,000トン 総生産額約30億円
品質もJA農協を始め種・苗から出荷まで一斉管理、
競撰検査員の選別で等級分類されています。
特秀・秀・優・良の共撰と生産者の個撰で厳しく品質保証され
夕張メロンは、味・知名度・高級感・価格等で
市場関係者からも他のメロンとは別格扱いされております。
収穫時期は、5月中頃から8月末頃まで(天候による)
大きさは共撰で1玉1キロから2キロ基準。
大箱で4玉から8玉入りの8キロ箱。
「夕張メロン」のシールやマークで登録商標の
ブランド化も進み、偽表記や農家直売も出来ません。
夕張メロンの特徴は
他のメロンと違い、非常に柔らかくジューシーです。
品種的にも、完熟直前の収穫、熟成が早い等の理由です。
柔らかすぎて他のメロンを食べ慣れている方からは、
「腐っている?」との問合せもありますが、
食べた後に「とても美味しかった」との謝罪の連絡もあるほどです。
時期や個体にもよりますが収穫後3日から6日程で完熟。
平均すると他のメロンよりも形や色、網目等の外見は、
良くないのですし(特秀・秀は外見も良い)
糖度も10度から13度程度で決して高くはありませんが、
果肉と味のバランスや食感が良いのです。 更新:2007